講座開催レポート

講座

NEW BS NHK番組 『原爆裁判』に込めた思い 金本 麻理子 2026年1月31日

土曜講座 真の「平和」を求めて-未来に向けて過去から学ぶ-
第1回 BS NHK番組『原爆裁判』に込めた思い
講師:金本 麻里子(株式会社 椿プロ 代表取締役)
日時:2026年1月31日 土曜日 14:00~16:00

土曜講座は年度を通して「平和」について学んでいます。今回は前半で BS NHK番組『原爆裁判』 を視聴し、後半に番組を制作された方の講演と原爆裁判の原告のお一人のご遺族の方々のお話を伺いました。

番組は史実に基づいて作られ、原爆裁判の内容と重要性・意義、そして今なぜ取り上げるのか、その後に与えた影響を伝えていました。過去のものではなく今も続いている、現代に生きている原爆裁判の意義を考えさせられました。

原爆投下に対して反省がなかったこと、原爆の被害があまりにも凄惨であること、このままでは人類の未来が危ういとの強い想いで裁判を起こした岡本尚一弁護士。岡本弁護士の情熱を受け取ったただ一人の松井康浩弁護士。
被爆のこと、差別のことなど誰にも相談できない、自分の思いをぶつけることができなかったが、岡本さんとの出会いに一筋の光、希望を見いだした原告の一人、川島登智子さんをはじめ4人の原告の方々。
そして「核兵器の違法性、原爆は国際法違反である」「政治の貧困を嘆かずにはおられない」と判決を下した古関敏正裁判長と2人の判事。
関わった全ての人々の心が繋がり、時間をかけて少しずつ国や世界を、被爆者の救護へ、核廃絶の方向へ動かします。
しかし一方で核抑止論、国家の安全保障のため、核抑止力による戦争回避が根強くある現状で、人類の生存のための核廃絶には遠い道のりです。

この番組の取材で事実を初めて知った家族が、何も語らなかったお母さんの思いを知る手掛かりは、訴状と岡本弁護士に宛てた手紙、そして一緒に過ごした記憶でした。徐々に裁判後のお母さんの気持ちの変化、一区切りし、気持ちが整理され、新たに生きることを始めるお母さんの姿を思い出します。
実際に娘さん、お孫さんしか知りえない生の声、貴重なお話を伺いました。

この日の午前中は 故森司教様の講座「ウクライナ:キリストの視点からの平和と私たちの課題」 が上映され、その内容と重なる部分も感じ、歴史を身近に、自分ごととして真剣に受け取ることができ、平和への切実な思いを繋げることの大切さに気づく講座でした。

次回以降のご案内
2/21 ウェイン・バーント(カトリック那覇教区司教) 「ヌチドゥ宝(命は宝)」 この回の詳細はこちら

3/14 黒木 典子 (カロンデレットの聖ヨゼフ修道会) 「日系アメリカ人の歴史に学ぶ ーマンザナー収容所の体験ー」

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