【講座】土曜講座2月21日 「ヌチドゥ宝(命は宝)」 ウェイン・バーント師(那覇教区司教)
2026年1~3月土曜午後シリーズ講座
真の「平和」を求めてー未来に向けて過去から学ぶー 第二回 2月21日(土)14:00~16:00
「ヌチドゥ宝(命は宝)」
ウェイン・バーント師(那覇教区司教)

講師からのメッセージ
「沖縄の夢~沖縄を戦場から非武装中立平和特区へ」
沖縄は、敗戦から80年間、「戦争を二度と繰り返さない! 繰り返させない!」と叫び続けてきました。それは、戦時中、沖縄が民間人を巻き込む激戦地にされ、母や父が子を殺すことを強いられ、戦争の究極の残酷さを経験させられ、そして敗戦後も今日に至るまで、広大な面積の米軍基地が置かれてさまざまな人権侵害にさらされ、自衛隊ミサイル基地まで建設されて、片時も「戦争」を忘れることのできない地にされてきたからです。
このように「戦争」と隣り合わせの沖縄が、真の平和を得るためには、いったいどうしたらよいのでしょうか。
平和のために生涯をかけ、 神様のもとに召された教皇フランシスコが、2019年11月の訪日の際、広島平和記念公園で次のように語ったことを思い出します。
「より正義にかなう安全な社会を築きたいと真に望むならば、 武器を手放さなければなりません」
「真の平和とは、非武装の平和以外にあり得ません」
沖縄が、自治権を完全に取り戻し、あらゆる軍事力を拒絶して不戦を誓い、万国を結ぶ懸け橋『万国津梁』となることができたら。沖縄を非武装中立平和特区にしたい。これは、現実不可能な夢にすぎないでしょうか?
どうか私の言葉に耳を傾け、沖縄の過去と現在の姿を知ってください。そして未来の平和について、ご一緒に考えましょう。
キリストは私たちの平和
ウェイン・バーント(那覇教区司教)(オリエンス宗教研究所『聖書と典礼』2019年8月4日号より)
戦争を考えるとコヘレトの言葉が浮かんできます。「なんという空しさ、すべては空しい」(コヘレト1・2)。しかし平和を考えると「実に、キリストは私たちの平和であります」(エフェソ2・14)という言葉を思い起こします。私たちは「キリストと共に復活させられたのですから、上にあるもの」(コロサイ3・
1)すなわち、天の賜物である平和を求めなければなりません。
自分の周りで戦争の準備が進む様子を頻繁に見る沖縄県民は、ルカ福音書をよく理解しています。「有り余るほど物を持っていても、人の命は財産によってどうすることもできない」(ルカ12・15)。基地があっても、ミサイルがあっても、沖縄に住んでいる私たちの命を守ることはできません。逆に戦争になると標的に
され、最初の犠牲者となるのは私たちです。
平和をもたらすために「古い人をその行いと共に脱ぎ捨て、造り主の姿に倣う新しい人を身に着け」(コロサイ3・9)る必要があります。戦争、差別、武器は古い人にまつわることがらです。「日々新たにされ」(同3・10)る新しい人は、対話、ゆるし、寛大さをもって皆の平和のために働きます。すなわち、新しい人はキリストの心をもってすべてを成し遂げるのです。
「キリストがすべてであり、すべてのもののうちにおられる」(同3・11)ので、沖縄の人、アメリカ人、日本人、中国人などの「区別はありません」(同)。皆は神の子ども、皆は兄弟姉妹なのです。広島と長崎の上に原子爆弾を落とすことができたのは、敵を同じ人間と思わなかったからです。逆に、日本で唯一の地
上戦を体験した沖縄県民を同じ国民と思うなら、彼らをもう一度犠牲にしてしまう状況には置かないはずでしょう。
キリストの心をもって「新しい人」となった皆さん、キリストが望んでいる世界を築く使命を果たしましょう。被爆者の泣き声を聴いて、核兵器を廃絶するために働きましょう。沖縄県民の叫び声に耳を傾けて、戦争の準備となることを止めましょう。
ウェイン司教と”ちむがなさ”
ウェイン司教は、米国でカプチン・フランシスコ修道会に入会して司祭に叙階され、長年に渡り日本で働かれています。特に長い間那覇教区で働き、沖縄の人々に心を寄せてきました。
司教叙階にあたって、司教紋章の標語として「ちむがなさ」を選ばれました。
「ちむがなさ」は、沖縄語で「愛おしい」という意味があり、それは神が沖縄の人々をこよなく愛し、いとしく思って、「はらわた」がかきむしられるほどのものであるというあの深い愛に通じる心を一言で表しています。
ウェイン司教は、沖縄の人々に深い共感の眼差しで寄り添いつづけています。
沖縄は、80年前に住民を巻き込んだ地上戦の舞台となり多くの犠牲者を出し、長期間米軍による占領統治が行われて、「本土復帰」後も日本の米軍基地・施設が集中して存続しています。
このような状況に心を痛め、真の神の平和を訴え続けるウェイン司教に真生会館土曜講座で講演していただきます。
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