NEW 「『ヨハネ福音書』愛を語る」レンボ・アンドレア 2026年1月18日
日曜講座 「日常の中で生きる/活かされるイエスの教え―再考・愛―」
第1回 「『ヨハネ福音書』愛を語る」
日時:2026年1月18日 14時~16時
講師:レンボ・アンドレア(真生会館理事長)
今回の講義配布資料は1枚である。その中で、「ヨハネ福音書」の成立が、著者と編集者の観点から簡潔に示される。著者は、目撃者である「ヨハネ愛弟子」(30年~33年)、次に証言者である「ヨハネ愛弟子」(33年~80年)、最後に、編集は「ヨハネ共同体」であり、彼らは証明する役割を担う。そして、それぞれが「ヨハネ福音書」の中で、どのように登場しているのか、聖書箇所が挙げられている。
「ヨハネ福音書」第13章23節に登場するのは、目撃者である愛弟子である。ここでは、イエスがユダの裏切りの予告を行う。この場面について講師が提起した疑問が興味深い。「イエスが、誰が裏切るのかを予告したのに、愛弟子はなぜ何もしなかったのか?」確かに、愛弟子はユダを止めることもできたかもしれない。しかし、それをしなかったのはなぜか。
この問いに対し、イエスの受難と十字架の神秘が、愛弟子とその師との愛の関係に基づくことが示される。彼らの間にある愛とは、ふたりだけの間で成立する閉じた愛でなく、父である神への愛、すべての人―この中に今を生きるわたしたちも含まれる―に対する愛なのである。福音書には明示的には書かれていないこの壮大な愛の交わりは、講師が長年、第4福音書を読み、味わってきたゆえに見出された美しい発見である。
「再考・愛」にふさわしい、豊かなご講義であったと思われる。
この回は2026/1/25(日) 23:59まで見逃し配信のお申込みが可能です。
第2回 2/8 伊藤 亜紗(東京科学大学教授) 利他とは何か?
第3回 3/22 川崎 千里(Facultés Loyola Paris哲学部博士課程)アウグスティヌスにおける愛-哲学的視点から―
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