「エディット・シュタインへの真理への足跡」釘宮 明美 2026年1月16日
金曜セミナー 「エディット・シュタインの真理への足跡」第1回
日時:2026年1月16日 14時~15時30分
講師:釘宮 明美(白百合女子大学カトリック教育センター教授、真生会館評議員)
第1回は、「人生の探求と真理への愛―十字架のキリストとの出会い―」と題して、釘宮先生ご自身のエディット・シュタインとの出会いから始まり、エディット・シュタインが現在、どのように研究され、理解されているのか、の概観を経て、エディット・シュタインの生涯、特に彼女の大学における知的養成とキリスト教信仰への目覚め・洗礼への歩みをご説明くださった。
32枚に及ぶパワーポイントの資料は、おそらく釘宮先生にとっては「それでも不十分」であったように思われる。エディット・シュタインについては、まだまだ語ることがある、というお顔をされていた、と少なくとも本レポート作成者には思われる。
エディット・シュタインが私たちにのこしたものを考えるとき、現象学の父であるフッサールはエディット・シュタインに感謝すべきだと思う。また、哲学を志す者も感謝すべきだろう。彼女がいなければ、現代哲学の基礎はなかったと言っても過言ではない。
また、改宗者であり、カルメル会修道女であるエディット・シュタインは、神との出会いの経験を深い洞察によって捉え直し言語化する。釘宮先生がご紹介くださった、すばらしい文章を引用する。
「神のうちに安らいでいて、すべての知的活動が完全に停止する状態がある。このような状態にある時、人はどんな計画も決断もなしえず、行動することも一時的にやめてしまう。そして、ただ神の意志に自分の将来を任せて、『自分を完全に運命に委ねている』のである。このような状態を私自身もある程度経験した。それは、私の力と精神的な源が完全に吸い尽くされて、私の行動する力が奪われた後に経験したことであった。生命力の欠如が原因で活動できなくなるのと違って、『神のうちに安らう』という経験は、全く新しく独自なことであった。」(ESGA6、『心理学と精神科学の哲学的根拠づけへの寄与』S.73)
第2回(2月13日)も、内容の濃い講義になると思われる。
第1回は2026/1/23(金) 23:59まで見逃し配信のお申込みが可能です。
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