NEW パウロの世界を旅する 2025年9月16日
日時:2025年9月16日(火) 14時~15時半
講師:鈴木 信一(聖パウロ修道会)
パウロにとっての「アブラハム」と「モーセ」
パウロにとっては当時のユダヤ人と同じく、アブラハムの第一のイメージは「父」であり、「アブラハムの子孫」を誇りとしていたが、ユダヤ人だけではなく、異邦人にも神の恵みがあり、律法の実践によってではなく、信仰によって義とされ神の祝福に与れ、イエス様を信じることが唯一の救いとした。律法を否定するのではなくその実行によって救いを得るほどの実行力は人に無いことを確信し、パウロの中でモーセを古い契約と捉えモーセの律法からキリストへの信仰へと変化し、パウロを支配しているのは律法ではなくキリストであった。しかし、ヤコブはその手紙にもあるように((2-23)、行いを欠く信仰は死んだものとしてパウロに反発。
このように聖書は民族的、時代的制約もあり、様々な議論がそのまま収納されているので、広い感覚をもって受け止めて読みたい。
次回以降は11月18日、12月16日(火)
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