講座開催レポート

講座

特別講座「音楽による看取りケア」

祈りのたて琴(リラ・プレカリア)の活動を日本で始められたアメリカ福音ルーテル教会宣教師のキャロル・サックさんは、主に終末期の病床にある方や心身に痛みを持つ方に、ハープと歌による祈りによって癒しの時間を奉仕なさる専門家です。


患者さんの呼吸に合わせて奏でられるハープの音色と歌声は、天上から降り注ぐ癒しの響きそのものです。

実演されたリラ・プレカリアを横になって聴きたかったと受講生の多くは感じられたことでしょう。

「その国の良さを測る尺度は、最も貧しい人が終末期にどのようなケアを受けるか」(神の宿・ニコラロラン)の言葉をそのままに活動を続けられるキャロル・サックさんの人柄が滲み出る素晴らしい講座でした。